宅建の名義貸しの相場は?
バイトや非常勤の求人も募集してる?
不動産業界の話で
【宅建の名義貸し】という言葉は
聞いたことがありますか?
名義貸しと聞けば
名前を貸して
お金をもらうということは
想像できますが
相場はいくらくらいなのでしょうか?
今回は
宅建の名義貸しについて
お話していきます。
宅建の名義貸しとは?
宅建の名義貸しは2種類あり
一般的には
「宅建士」の
名義貸し行為をいいます。
不動産業を営む上では
契約が成立した際に
お客様に『重要事項説明』を
することが必須となり
その説明ができるのが
宅建士の資格保有者です。
もう一つは
宅建業法上で禁止されている
「業者間」の
名義貸しのことをいいます。
要するに
不動産会社そのものが
名義を他の会社に
貸すことですね。
専任になると名義貸しなの?
他の仕事をしながらでも
「宅建士」として登録して
不動産業者で働くことは
可能です。
専任の取引士として
登録することはできません。
【専任の取引士】とは
必ず事務所に常駐している
宅建士のことをいいます。
不動産業を営む上では
専任の取引士は
事務所に必ず一人必要となります。
事務所に常勤し
従事しているという意味となり
常勤していない人が
専任の取引士となることは
名義貸しとなってしまうのです。
宅建の名義貸しは相場はいくら?
名義貸しの相場は
本当にバラバラのようで
毎月3万円もらえる人もいれば
5千円程度の人もいるようです。
わかりませんが
私の知る範囲では
2万円~5万円程度が
多いようですね。
名義を貸す行為で
年間で数十万円もらえることが
大きいか小さいかは
人それぞれですが
リスクがあることは
忘れてはいけません。
取引士として
登録することで
責任を押し付けられてしまう
可能性があるということは
肝に銘じておくべきです。
バイトや非常勤の求人も募集してる?
宅建資格の保有者の募集は
ネット上でも
多く募集されています。
募集要項の中に
【宅建手当て】と書いてある場合は
専任登録の可能性が高く
週1~OKなどという場合は
名義貸しの募集かもしれません。
アルバイトの形態で
募集してあることもありますが
事務所に常勤していない場合は
専任の登録はできないため
専任の登録を約束に
手当を受け取ってしまった場合は
名義貸し行為となるので
注意が必要です。
名義貸しの罰則は?
3年以下の懲役又は
100万円以下の罰金
宅建免許の剥奪です。
せっかく勉強して
資格を取得したのに
免許をはく奪されてしまうのは
もったいないですよね。
しかも
名義貸しを
行うような業者なので
何か問題があった時に
責任を押し付けられてしまう
危険性もあります。
そして
専任登録してしまうと
5年間は業者の名簿に
名前が残ってしまうので
過去をさかのぼって
責任を擦り付けられてしまう
可能性があるのです。
このように
「たかが名義貸し」と
軽く考えてしまうのは
とても危険なのです。
最後に
宅建の名義貸しについて
お話ししました。
バイトや非常勤の求人で
募集していても
宅建手当てがある場合には
名義貸しの危険性があります。
名義貸しを軽く考えてしまうと
罰則や責任問題など
たくさんのリスクがあるので
危険です。
絶対に名義貸しは
しないようにしましょう。